今日は、google広告のスマート自動入札のメリット・デメリットをお伝えした上で、PPCアフィリで稼げる入札戦略と運用方法について解説します。
google広告では機械学習が進み、スマート自動入札が標準になりつつあるため、これを機に実践していきましょう!
以下の動画でも詳しく紹介していますので、ぜひ併せてチェックしてみて下さい。
google広告のスマート自動入札のメリット・デメリット
メリット
- 運用の手間が省ける
- 検索ユーザーが検索を行う場所や時間、デバイスや方法(PC、スマホ、テキスト、音声・・・)によって、最適な人に広告表示され効果的
です。
デメリット
- 自動最適化は過去の蓄積されたデータをもとに行われるので、データがないうちから、自動最適化すると、とくに最初のうちは、データ蓄積がメインになるので赤字が大きくなる
です。
入札自動では、6つの自動入札戦略を選ぶ形で目標設定することで、目標達成に向けて、google広告が出稿キーワードに対して 自動的に入札していきます。
6種類のスマート自動入札戦略について
グーグル広告では、スマート自動入札戦略として次の6つが用意されています。
- クリック数の最大化
- 目標インプレッションシェア
- 目標コンバージョン単価
- 目標広告費用対効果
- コンバージョン数の最大化
- コンバージョン値の最大化
それぞれの目標を達成するために、グーグルが自動的に、
- 最適な属性の検索者
- 最適な時間、
- 最適な掲載ポジション(=入札単価)
を選んでいきます。
それぞれの、入札戦略の詳細は、グーグル広告の公式サイトにも書かれていますので、チェックしてみてください。
PPCアフィリで稼げるスマート自動入札戦略は『目標CV単価』
個人的に、PPCアフィリで稼げるスマート自動入札戦略は、6つの戦略の中で、
『目標コンバージョン単価』
だと考えています。
なぜなら、PPCアフィリで稼ぐための最重要指標が、
- コンバージョン単価
- コンバージョン率
ですが、手動で運用していく中で、
『このコンバージョン単価なら黒字化できる』
が見えてきたら、そのCV単価を『目標コンバージョン単価』に設定することで、グーグル広告が、その目標達成に向けて自動的、かつ、効果的に運用してくれるからです。
一方、似たような目標として、
- コンバージョン値の最大化
- コンバージョン数の最大化
があります。
『数』と『値』の漢字が1字ちがうだけで、分かりづらいですよね^^;
グーグル広告の公式ページの最新の解説を見てみますと、以下のように定義されています。
コンバージョン値とコンバージョン数の違いは?
コンバージョン値とコンバージョン数の違いを解説します。
例えば、100円と10000円の商品があり1つずつ売れた場合、コンバージョン値でカウントすると『2つ売れたから2コンバージョン』となります。
しかし、10000円のほうが売上高が高いのに同等の扱いになってしまい、実態に沿った正確なデータ分析ができません。
この問題をクリアするために『コンバージョン値』が出てきました。
つまり、100円の商品が売れたらコンバージョンを『100』、10000円の商品が売れたらコンバージョンを『10000』と定義するのが『コンバージョン値』で、こうすることで実態に沿ったコンバージョンデータを貯められるメリットがあります。
あなたのビジネスの実態に合ったコンバージョンタイプを選ぶと良いです。
効果的なスマート自動入札の運用方法
スマート自動入札のデメリットである
『出稿初期時、データ蓄積目的の無駄打ちによる赤字リスク』
を回避するために、
初めは手動入札をして、ある程度コンバージョン数が貯まったり、アフィリエイト報酬の発生が出てきたタイミングで自動入札に切り替えるのが良いです。
一般的には、1つのアカウントの中でコンバージョン数が30~50貯まると、自動最適化が機能しやすくなるので、ここを目指すと良いですね。
あとは、メリットと矛盾するかもしれませんが、スマート自動入札は、時々、メチャクチャな出稿をしてきます。
実際、私の経験でも、突然、膨大な広告費を溶かされて赤字になり、手動に戻して黒字化させた、という経験があります。
基本的には、自動化は優秀で活用すればメリットが大きいのですが、常に運用成績をモニタリングして、違和感があれば注視し、赤字が続くようなら、一旦、手動に戻すのも個人的にはありかと考えています。
ただ、グーグルが最適化をしている最中であえて赤字出稿をしている、というケースもあるので、この判断は難しいところですね。
一方、グーグル広告が確信犯的に、あえて広告費を搾取するためにこういう動きしてる噂も・・・!
最後は、これらの情報を踏まえ、予算や直近の収益を鑑みた上で、総合判断していきましょう。