PPCアフィリエイトで赤字になる5つの原因と対策を重要順に解説!

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金子恵三(かねこけいぞう) 株式会社けいぞう 代表取締役1976年12月生まれ、埼玉育ち。16年間で様々な副業を経験、アフィリエイトが軌道に乗り40歳の誕生日に計画的に独立。現在5期目で無借金・黒字経営。従業員なし・PC1台、自由で身軽な生活を送っている。当サイト運営者。

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今日は、PPCアフィリエイトで赤字になる5つの理由について、私自身のPPCアフィリの膨大な失敗経験をもとに、原因と対策を重要順にお話しします。

結論、5つの理由は以下の通りです。

PPCアフィリで赤字になる5つの理由
  • LPと広告文とキーワードの整合が取れていない
  • 需要期でない
  • 強い競合が多い
  • 報酬単価が低い
  • 入札単価が高すぎる

これから詳しく解説しますが、本題に入る前に『そもそも赤字は避けられない』についてお話します。

こちらの動画でも詳しく解説しました。理解を深める上で、ぜひご活用下さい。

【PPCアフィリ講座・第16回】PPCアフィリエイトで赤字になる5つの理由を重要順に解説!

【大前提】PPCアフィリエイトで、赤字は避けられない

PPCアフィリエイトは、『広告費先だし』のビジネスモデルなので必ず赤字が発生します。

広告運用の初期段階では、『LP』『広告文』『キーワード』の最適な組み合わせを特定するために、様々なパターンの広告をテスト出稿し、コンバージョンデータを貯めていきます。

テスト出稿ゆえに広告の無駄打ちが発生し、特に初めのうちは赤字になるケースが多いです。

かといって、最初から低すぎる単価で広告出稿すると、『成約に至りにくい属性』の検索ユーザーに広告配信されて、1件も成約せずにじわじわ赤字が拡大する流れに・・・。

なので、初めは赤字上等というスタンスでスタートし、長期視点で稼ぐのがポイントです。

PPCアフィリに参入する際、無くなっても良い10万円程度の広告費を用意した状態でスタートするのがベターですね。

けいぞう
けいぞう

稼げる形さえ作ってしまえば、SEOに比べて圧倒的に早く稼げるところが、PPCアフィリエイトの魅力ですね。

PPCアフィリエイトで赤字になる5つの原因と対策を重要順に解説!

原因1 LPと広告文とキーワードの整合が取れていない

読者の検索意図とコンテンツの整合がずれていると、ムダな広告費を垂れ流し、取れる成約も取れなくなるので赤字リスクが高まります。

例えば、「脱毛サロン ワキガ」で検索している人がいるとします。(実際にいます)

けいぞう
けいぞう

この人は、脱毛サロンが気になる一方、サロンの施術によってワキガになっちゃうの?という不安を抱えており、不安を解消したくて検索している人ですよね。

この人に、「脱毛サロンランキング」の広告を表示させても、その人は、脱毛サロンに対する不安を抱えたままなので、広告クリックされ広告費が発生しても、情報だけ抜かれて成約に至りません。

逆に、脱毛サロンに行く事が決まっててどのサロンか迷っている『脱毛サロンランキング』で検索している人に対し、『脱毛サロンに行くとワキガになる』内容の広告を見せたら、逆に、サロンに行くのが怖くなって購買意欲を削ぐことに

実は、かなり多くのPPCアフィリエイターが、気づかぬうちにやってる事なんです。

例えば、絞込部分一致で、

+脱毛 +サロン

で、出稿すると、

  • 『脱毛サロン ランキング』
  • 『脱毛サロン ワキガ』

両方のキーワードで検索された時に広告表示される可能性がありますが、このままだと、検索意図と、広告文とLPの内容がズレてしまいます。

対策

その場合、広告グループから、を『ランキングのグループ』と『ワキガのグループ』の2つを用意し、検索意図ごとに、出し分けると良いです。

出し分ける事で、各広告グループのクリック率もコンバージョン率※も高まります。
※ PPCアフィリの場合、アフィリLPに訪れた人のうちアフィリリンクをクリックした人の割合を指します

けいぞう
けいぞう

出し分けた場合、もともとの広告グループと重複出稿にならぬよう、もともとのグループから出し分けた広告を削除したり、出し分けたキーワードを除外設定します。

これが、PPCアフィリエイトで赤字を避けるための最大のポイントです。

原因2 需要期でない

経験的に、そのジャンル・商品が閑散期の場合、一定のクリックはあるものの成約に結びつかないケースが多いです。

情報だけ取られてしまうのが最大の理由だと思われますが、一部、競合がリサーチしている事も

もちろん、閑散期であっても、訴求内容によっては成約するケースもあります。

例えば、「冬脱毛」。

脱毛サロンは、基本的に、冬は閑散期で売れませんが、実は脱毛サロンは需要期である夏前よりも冬に脱毛したほうが良いとされています。

けいぞう
けいぞう

紫外線の影響もないし、肌を見せる必要もないので、自己処理の回数が少なく、肌への負担を少ない状態で脱毛でき、効果が高いからですね。

こういう切り口で訴求すれば、冬でも脱毛案件は売れる可能性があります。

ただし、SEOアフィリなら閑散期でも赤字リスクにならないので、基本そのまま放置でOKですが、PPCアフィリの場合、広告費が垂れ流しになるので赤字リスクとなります。

対策

なので、PPCアフィリにおいては、需要期という波に上手に乗っかるのが良いです。

けいぞう
けいぞう

実際問題、稼ぐ上で超重要です。

ぶっちゃけ、私自身、稼げている案件の8割はこれです。

逆に言うと、需要期が終わると、あれだけ稼げていたのに、一気に赤字になる、というケースもあります。

特に、年末商材など、期間が超限定なものほど顕著だなぁ、と経験的に感じています。

なので、PPCアフィリ初心者の場合は、需要期の商材を狙い撃ちして取り組むことで、赤字幅を減らすことができます。

原因3 強い競合が多い

ここでいう「強い競合」とは、

  • 何年も前から同じアカウントで運用している
  • コンバージョンが溜まっている
  • ムダな出稿キーワードを停止している
  • 収益性の高いキーワード中心に強気の出稿単価で出稿している
  • LPが秀逸
  • 広告主から特別単価をもらっている

で、薄利多売上等で、容赦なく、強気の出稿単価で大量の広告費を投下してくる奴らです。

そんな彼らがウヨウヨいるようなキーワードで、PPCアフィリ初心者がいきなり勝負を挑んでも、勝てる訳がないです。

豊富なアフィリ経験と軍資金があれば、戦える可能性がありますが、 基本、人気ジャンルのジャンル名キーワードに強い競合が多いので、手を出さない方が賢明です。

豊富なPPCアフィリ経験と軍資金があれば戦える可能性がありますが、戦う場合、確実に稼げる確約がないまま、

  • 最初は大赤字をくぐり
  • グーグル広告から評価をもらい
  • 広告主からの特別単価を獲得し
  • 黒字化に持っていく

という戦い方になります。

けいぞう
けいぞう

人気ジャンルのジャンル名キーワードで戦う場合、ある程度、経験と軍資金が貯まった状態でチャレンジするのがベターですね。

対策

PPCアフィリ初心者の場合、よりニッチなキーワードで狙っていくことで、赤字リスクを減らせます。

例えば、脱毛サロン案件の場合、『脱毛サロンランキング』では最高難度なので、

  • 『脱毛サロン ワキガ』
  • 『脱毛サロン 予防接種』

といったニッチキーワードで狙っていくイメージです。

原因4 報酬単価が低い

いくら広告の運用成績が良くても、 報酬単価が低いと赤字リスクが高まります。

例えば、コスメ系などは、標準単価が500円なのに、特別単価が7000円とか結構あります。

報酬単価500円のまま戦おうとすると、特別単価7000円の競合アフィリエイターにコテンパンにやられてしまいます。

報酬単価が低くて赤字になった事例を1つご紹介します。

私が数百万稼いだキャッシングのLPの作り方とそれぞれの意味を完全公開した動画(現在、10チャレファクトリーを当サイト経由で購入された方限定で配布)があります。

LP作成の参考として動画化したものですが、 動画内で紹介されているLPをほぼ100%移植し出稿された方から『赤字になった』という連絡を頂きました。

よくよく聞いてみいますと、特別単価が私の半分以下だったんですね。

このように、全く同じLPでも特別単価の有無で稼げる・稼げないの明暗が分かれていく事があります。

対策

ASPの担当に、特別単価がもらえるか直談判すると良いです。

担当がいなければ、メール問い合わせでOKです。

けいぞう
けいぞう

実績有無にかかわらず、 一言相談すれば、 一発で特別単価7000円にしてくれるケースも全然ありますよ。

例えば、

この美容案件、標準の報酬が500円なのですが、特別単価を頂くことは可能でしょうか?今の私の実績ですと、具体的にいくら頂けそうでしょうか?

キャッシングでPPCアフィリにチャレンジしようと思うのですが、この単価で稼げている人、実際にいますか?

みたいな感じでヒアリングをするイメージです。

これはASP担当者の実力や知識で変わってくるので、有用な情報が得られるかどうかは、運的な要素もあるのですが、聞いてみる価値は大いにあります。

このように、ASP担当者と交渉して特別単価をGETしておくことで、赤字幅を減らすことができます。

原因5 入札単価が高すぎる

これは結構深いです。

何をもって『入札単価が高いか』ですが、同じ金額の出稿単価でも、実は、出稿する時期によって、高すぎるか、ちょうど良いか、低すぎるか、が違います。

つまり、需要期の場合、検索ユーザーの多くが

  • ネット広告電車のつり革
  • TVCM
  • 雑誌

等のマス広告で、さんざん洗脳され続け、購入意思が固まってる人の割合が多く、こういう時期は、高額商品でもあっさり売れるケースが多いです。

けいぞう
けいぞう

こういう場合、私なら、 四の五の言わず、とにかく競合よりも上位表示させる方向で利幅が拡大しきるまで、単価を上げ続けるというモードに入ります。

逆に、閑散期に検索結果画面の一番上に広告表示させると、赤字拡大のリスクになります。

なぜなら、 マス広告による洗脳がない時期なので、検索者は思慮深いケースが多く、検索結果画面の上から順番にアクセスし情報収集するため、離脱率が高くなるからです。

ほかにも、出稿の時刻とか曜日も結構重要

基本、消費者の9割はサラリーマンであることから、以下の時間帯はねらい目です。

  • 平日の夜20時から23時
  • 土日祝
けいぞう
けいぞう

とくに次の日が仕事である日曜日の夜20時~23時は、家にいる可能性があり、チャンスです!

もちろん、商材によりますが、土日祝のみ、平日夜20時以降のみに出稿したり、これらの時間帯だけ単価を上げたりする、という運用をすることで、赤字リスクを減らせます。

PPCアフィリエイトで赤字になる5つの原因と対策は以上です。

5つの赤字の原因の他、LP・広告がショボい、運用がショボい、という理由でコンバージョンレートが悪く、赤字幅が拡大するリスクがありますが、PPCアフィリの無料動画講座をチェックしてみて下さい。