今日は、ネットビジネス自動化講座その2ということで、
「クラウドワークスの外注活用でビジネス自動化の仕組みを構築する5つのステップ」
についてお届けします。
ネットビジネス自動化講座その1では、外注化を成功させる6つの視点をお届けしましたが、今回は、もっと具体的に、「じゃあどういう手順で外注化を進めればいいの?」というお話をしていきます。
この記事のメリットは、クラウドワークスの外注活用によるビジネスの仕組化・自動化のステップを理解できることです。
クラウドワークスの外注活用でビジネス自動化の仕組みを構築する5つのステップとは?
ステップ1.手順マニュアルを作る
実は外注化の一番のキモは、この「手順マニュアルの作成」です。
1度マニュアルができれば、あとはそれをコピーして渡すだけで、外注さんに仕事を教える手間がなくなります。
また、外注さんとのやり取りを通じて、マニュアルの分かりにくいところや、情報の抜け漏れがあれば、都度、修正していくことで、外注さんとのやり取り回数も減り、納品物の質も高まります。
よって、採用すればするほど、仕事効率のレバレッジが働くようになります。
特に、スライド作成とか、経験がないと、最初はとっつき悪いですが、ここは突破しておくと、その後のあらゆるビジネスで使える武器になるので、ぜひチャレンジしてください。
手順マニュアルを作る方法は、目的に応じて、複数あります。
具体的には、テキストマニュアル、スライドアニュアル、動画マニュアル、サイトマニュアル、この4つが基本で、目的によって使い分けていくイメージです。
1つずつ、詳しく解説します。
テキストマニュアル
メモ帳、WORD、グーグルドキュメントなどを使った、テキスト形式のマニュアルです。
クラウドワークスの仕事募集内容を書くフォームに、マニュアルの中身を書いてしまうと、他の発注者にノウハウが流出してしまいます。
なので、その場合は、「詳細はメッセージでお伝えします」として、メッセージのやり取りで、詳しい内容を伝えます。
また、優秀な外注さんでリピート発注する場合、「スカウト」という募集手段を使って、他の人に、仕事内容が分からないように発注するのがポイント。
グーグルドキュメントを使ってテキストマニュアルを作れば、URLを共有するだけで、マニュアル共有が可能なのと、音声入力もでき、作業効率もUPするので、ツールを使いこなせる人はおすすめです。
スライドマニュアル
パワーポイントや、グーグルスライドを使った、スライド形式のマニュアルです。
その点、会社員で、普段からパワーポイントを使い慣れてる人なら、有利ですね。普段の仕事のノリで、マニュアルを作ると、外注さんに分かりやすいマニュアルができます。
私も、サラリーマンでずっとパワーポイントは日常的に使っていたので、個人的には、スライドマニュアルを作成する機会が多かったです。
これも、グーグルスライドを使うことで、URLの共有だけでマニュアルを渡せるので利便性が高いです。
ただ、個人的には、パワーポイントのほうが、現状、機能的に、細かい部分の作業がしやすい印象があり、パワーポイントで作成した上で、グーグルスライドに変換するのが良いかな、と思います。
動画マニュアル
mp4ファイルをそのまま渡したり、YOUTUBEなど動画サイトにアップして渡すパターンがあります。
動画マニュアルが作れるようになると、YOUTUBERとしてもデビューできますし、5Gの普及によって、動画の時代になってきています。
動画による情報発信力は、今後の武器になるので、そういう目的をもって、動画マニュアル制作にチャレンジするのはありです。
サイトマニュアル
マニュアルの中身をサイトでまとめたものです。
主に、wordpressで制作するケースがほとんどです。
なお、「有料教材を渡す」のは危険なので、やめておいた方が良いです。
短期視点の人がやりがちなのですが、著作権のトラブルのリスクがあり、最悪、損害賠償につながります。
当然、マニュアルの作成能力もつかないので、長期的にみて稼げないです。
ステップ2.外注採用して、手順マニュアルを実践してもらう
実際に外注さんに使ってもらって、分かりにくいところや、内容の抜け漏れがあれば、マニュアルをブラッシュアップしていきます。
これを考えると、個人的には、スライドマニュアルは、ブラッシュアップしやすいですし、外注さんにも、分かりやすくておすすめです。
ステップ3.優秀な外注をディレクターに昇格させ、他の外注の管理を任せる
ここからは、マニュアルによる自動化の仕組みを拡大させ、レバレッジを利かせていくステージになります。
アフィリで、月数百万レベルであれば、ステップ2の対応を横展開するだけで到達できるでしょう。
一方、その上の月8桁レベルで稼いでいくには、ここからお伝えする内容を実践していくとで、達成できる可能性が高まります。
複数の外注さんを採用していくと、当然、レベルが高い人、そうでない人、というのが見えてくるわけです。
その中で、総合力が高い人・レベルの高い人、つまり、言われた事はキッチリこなす上に、想定以上の付加価値をつけて納品する人っていう「あたりの人」ってのが、個人的な経験ですと、数十人に1人くらいの割合で現れます。
そういう人がみつかったら、その人に、外注採用の方法を教えて、採用から、ディレクションを任せていくと良いです。
ディレクションの仕事内容や報酬についても、クラウドワークスで別の人が募集している内容を参考に、決めていけばOKです。
一方、ビジネスパートナー化(利益折半など)する形もありえます。
私もいままで何人かビジネスパートナーとして、利益折半でやりましたが、この場合は、ある程度、個人事業をした経験があり、実績がある人であればおすすめです。
逆に、クラウドワーカーで超優秀な人でも、パートナーにした途端に、パフォーマンスが落ちるケースがあるので、注意が必要です。
結局、「経営者」と「従業員」の価値観とか考え方が違うのが原因だと、個人的には思っています。
クラウドワーカーは、基本的に、仕事をもらう、受注する、というスタンスがベースであり、「利益が不確定、努力しても1円ももらえないかもしれない」という仕事に対して、モチベーションが上がらないケースがあります。
自分も失敗したんですけど、100人に1人の逸材をライターさんで採用していて、彼女の記事だけで毎月、数百万円のアフィリエイト報酬をたたき出していました。
しかし、パートナーにした瞬間に、動きがとまってしまって、結局、もとのライティングもできなくなり、ご縁がなくなってしまった、という苦い経験がありますので、注意が必要です。
ステップ4.同じ要領で、複数のディレクターを採用する。
ステップ4・ステップ5は、これまでと同様の動きなので、さらっと説明します。
自分はシニアディレクターとして、複数のディレクターの育成管理を行っていきます。
例えば、
- スプレットシートで、採用したディレクターが担当する外注一覧を作成したり
- 各ディレクターが制作担当しているサイトの記事の制作の進行シートを作成したり
- 全体を統括、進行管理したり
という動きをしていきます。
例えば、1人のディレクターに対して、3サイト担当してもらい、3人のディレクターを育てたとすると、3サイト×3人のディレクターで9サイトが、同時進行で制作が進むことになります。
1つのサイトにライターさんを3人担当させたとしたら、9サイト×3人=27人のライターさん、そして、3人のディレクターで、30人の外注さんがアクティブに動いている形になります。
単純に1人でやるのと比べると、30倍のマンパワーが得られる可能性があり、大きな利益を獲得できる可能性があります。
ただし、1段1段しっかり、効果を確認しながらステップアップしていかないと、適当な記事しか上がってこない状態になります。
「外注費はかかるけど、稼げないサイトばかり生まれる」という結果になるので、注意が必要です。
ステップ5.優秀なディレクターをシニアディレクターに昇格させる。
ここまで形ができれば、今度は、優秀なディレクターを1人、シニアディレクターに昇格させ、他のディレクターの管理、サイト設計、ASPとの打ち合わせ、全体統括などを任せていきます。
正直、自分は、ここまでの構築をした経験がないのですが、SEOだけで、月に数千万円稼いでいる知り合いは、ここまでやってました。
ここまでやり切ると、自分がいなくても、回っていく仕組みが完成します。
ただ、実際にどこまでやるかは、あなたのビジネスモデルの中身や、あなたの目指すところによって違っていいと思っています。
例えば、自分は生粋のアフィリエイターなんですが、アフィリエイトという仕事は、SEOとかリスティングとか、グーグルやヤフーがルールを突然変えて来る事があります。
そして、ある日突然、全く稼げなくなる場合が、結構普通にあるので、あまり組織を拡大させても、そうなった時に対応が大変だと思い、自分はここまではやってない、ということです。
ちなみに自分は、複数のディレクター採用までの組織構築をやっています。
また、PPCアフィリなどのレバレッジの高い手法であれば、外注0でも、たった1人で月利8桁の収益を、私自身、達成できており、実現可能です。
まとめ
今回は、「クラウドワークスの外注活用でビジネス自動化の仕組みを構築する5つのステップ」について、お届けしました。
1番目のステップとして、手順マニュアルを作る事を紹介し、テキストマニュアル、スライドアニュアル、動画マニュアル、サイトマニュアル、この4つの目的やメリット・デメリットをご紹介しました。
また、次のステップとして、実際に外注採用して、手順マニュアルを実践してもらい、その中から、優秀な外注をディレクターに昇格させ、他の外注の管理を任せます。
一方、超優秀な人でも、パートナーにしたとたんに、パフォーマンスが落ちるケースがある、というお話をしました。
さらに、同じ要領で、複数のディレクターを採用し、優秀なディレクターをシニアディレクターに昇格させることで、ビジネス自動化の仕組みを構築できる、というお話でした。