アドアフィリ共通で見るべき指標に加えて、2秒視聴回数などtiktok広告ならではの見るべき指標と、それぞれの解釈・分析方法について詳しく解説します。
私がtiktok広告アフィリ未経験から3か月で月利200万稼いだ時にチェックしていた指標をそのまま公開します。
tiktok広告アフィリエイトの広告運用で見るべき指標一覧!
上図は実際に私が運用しているTikTok広告の管理画面をそのままキャプチャーしたもので、赤枠の指標が、私が見ている指標の全て、以下の通りです。
- 予算
- 総コスト
- IMP数
- CL数
- CTR
- CV
- CPA
- 2s視聴回数
- 6s視聴回数
- 完全視聴回数
- CPM
- CPC
- CVR
基本的に、これ以外の指標は見ておりません。
それぞれの指標の意味は、この後1つずつ詳しく解説していきます。
その前に、TikTok広告の管理画面は、初期状態だと、これらの指標が表示されていないので、まずは、この指標を表示させる方法について解説致します。
tiktok広告管理画面で指標を表示させる方法
まずは管理画面で、上記指標だけを表示させるように『カスタム列』から設定します。
カスタム列のプルダウンを展開→『カスタム列』をクリック→カスタム列ポップアップ画面のうち『パフォーマンス』の『基本データ』および『ビデオ再生データ』から必要項目を探してチェックを入れます。
項目の並び順を変えるには、一番右にチェックした項目が表示されるので、それらをドラック&ドロップして調整します。
この作業を、『キャンペーン』『広告セット』『広告』それぞれで、設定します。
つづいて、1つ1つの指標の解釈・分析方法について解説致します!
tiktok広告アフィリエイトの広告運用で見るべき指標の解釈・分析方法を徹底解説!
予算
日予算の設定額です。
総コスト
実際に消化した広告費です。
IMP数
インプレッション数。動画広告が表示された回数です。
CL数
クリック数。動画広告をクリックした数で、アフィリサイトに誘導した回数です。
直LPの場合、ASP管理画面のクリック数と意味は同じですが、実際は、tiktok広告の審査の際、関係者やAIがクリックするため、ASP管理画面のクリック数の方が大きい数字になる傾向があります。
CTR
imp数に対するクリック数の割合。 Click Through Rate の略。アフィリサイトへの誘導率です。
CTRが高いほど、広告に興味をもつ視聴者の割合が高い、つまり少ない表示回数で沢山のクリック数が得られている動画広告である事を意味します。
動画広告の出来栄えの目安で、案件にもよりますが、CTRの基準は0.7以上が合格、1.0以上で素晴らしい、0.5以下だとダメダメでその動画は停止候補になります。
ただし、CTRが高いからといって、必ずしも成約につながるとは限りません。
動画のFVに製品画像を表示させると広告臭が強くなり、離脱に繋がるのでCTRは下がる傾向ですが、逆に、広告臭が強いにもかかわらず、それでもクリックする属性は、今すぐ客である可能性が高く、CVRが高まる傾向があります。
CTRが高くCVが取れない動画よりも 、CTRが低くてもCVが取れる動画の方が、優秀な動画広告です。
CV
コンバージョン数。基本、アフィリエイトの成約数です。
CPA
1CV獲得するのにかかった広告費。 Cost Per Action の略。
広告運用上の最重要指標であり、広告運用全ての行動目的はCPAを下げることです。
2s視聴回数
動画を2秒以上視聴した人の数。
動画広告を2秒以上視聴する人の割合が30%以上なら優秀で、一般的に、動画広告が表示された7~8割以上の視聴者は2秒以内に離脱します。
逆を言うと、tiktok広告動画を作成する場合、動画開始2秒間の内容が極めて大事ということです。
imp数に対して2s視聴回数が30%以上の動画は、その後も継続視聴される割合が高く、AIにも評価され、最終的にCVに繋がりやすい傾向があるため、『impに対する2秒視聴回数の割合』が高まるような動画FVの制作が、tiktok広告アフィリエイトで勝ち抜くポイントです。
6s視聴回数
動画を6秒以上視聴した人の数。
案件にもよりますが、私の場合、6s視聴回数がimp数の20分の1よりも多ければ、 視聴維持率が高くより視聴者の興味を引けている動画広告と判断しています。
完全視聴回数
動画を最後まで視聴した人の数
こちらも案件によりますが、私の場合、完全視聴回数が6s視聴回数の20分の1よりも多ければ、視聴維持率が高くより視聴者の興味を引けている動画広告と判断しています。
CPM
広告表示1000回あたりの広告費。 Cost Per Mille の略。Milleはラテン語で1000の意味です。
私の体験と他のアフィリエイターの情報を勘案すると、実は、CPMには成果が出やすいCPM値 (=CVRが高い、視聴者の属性によって動画成績が落ちにくい、動画が枯れにくいなどCPM値) が案件ごとに存在しています。
CPMが安すぎたり高すぎると成約に繋がりにくいです。
成果が出やすいCPM値は、CVデータを積み重ねる事で案件ごとに見えてきますが、成果が出やすいCPM値を把握することで、『この動画はCPM値が良好なので、勝負してもよいかも』などの判断ができるようになり、勝率が高まります。
月利7桁レベルのアフィリエイターはCPMをかなり意識しています。
私がいままで運用してきたtiktok広告案件では、CPMが600~1000円くらいが良好な場合が多いです。
CPC
1クリックあたりの広告費。 Cost Per Click の略です。
一般的にはCPCが安いほど、少ない広告費でクリックが獲得できるため、CPCが安いほど良さそうな気がしますが、これも扱いとしてはCPMと同様、成約の取れやすいCPCが存在し、『とにかく安ければ良い』という訳ではありません。
CVを積み重ね、よりCPAの低いキャンペーン・広告セットに共通するCPCを見出し、それを目安として活用します。
CVR
成約率。Conversion Rateの略です。
CVRは、例えば、以下のような幅広い要因により影響されます。
- 動画広告・アフィリエイトページ
- 出稿時期(季節)・曜日・時間帯
- 広告主LPの品質
- TVCMや野外広告などマス広告やインフルエンサーによる露出度合い
例えば、1、2は内的要因であるため、ある程度コントロールが可能ですが、3,4のようなアフィリエイターではどうすることもできない外的要因もあり、これらの影響力が強いケースも多いため、アフィリエイター側でCVRを完全にはコントロールできません。