googleリスティング広告の仕組みと構造を解説します。
特に、最重要指標であるコンバージョンの詳細と、初期設定における日予算や入札単価、マッチタイプの実例!」というテーマでお届けします。
こちらの動画でも詳しく解説していますので、併せてチェックしてみて下さい^^
googleリスティング広告とは?仕組みを解説
googleリスティング広告とは、グーグルの検索結果画面に掲載できる、テキスト形式の広告です。
こちらが指定したキーワードで検索した人の検索結果画面に、テキスト広告を表示できます。
検索者は、自ら主体的にキーワード検索し、『不安や悩みを解決したい人』であり、他のネット広告と比較して、圧倒的にコンバージョン率が高いのが特徴。
また、広告バナーが不要でテキストのみで広告が作れるため、難易度が低く、初めてでも取り組みやすいメリットがあります。
こちらの画像の通り、google検索結果画面の上下4つずつに、広告枠が設定されております。
seoの掲載順位第1位よりも上位に表示できるため、キーワード次第で莫大なアクセスを集めることも可能。
掲載位置は他の競合出稿者とのオークション形式で決まります。
ザックリ、『広告の品質』×『広告費の入札価格』で、広告ランクがつけられ、高いほど上位表示できます。
掲載順位は、「広告ランク」という形で点数化され、点数が高いほど、より高い位置に広告が表示されます。
ここでいう『広告の品質』は、出稿キーワードごとに、
- 「推定クリック率」
- 「広告の関連性」
- 「ランディングページの利便性」
の3基準で、競合出稿者と相対的に比較されます。
この3つの基準は、それぞれ、「平均より上」「平均」「平均より下」の3段階で評価され、最終的に「品質スコア」という形で、10点満点で総合評価されます。
3つの基準が全て「平均より上」となると10点満点、1つでも平均がつくと、8~9点、という感じです。
実際の管理画面がこちら↓↓↓
読者の検索体験、つまり、あなたの広告が表示され、あなたのサイトに訪れ、どこまで読んだか、全てデータで自動的に分析されています。
その体験結果が良い、つまり、離脱者が少ない、次のサイトへ移動する割合が高いなど、検索者が検索目標を達成した割合が高い、とグーグルが判断した場合、広告グループ全体の評価が上がります。
すると、同じ入札単価でも、より多くの検索者に表示されるようになり、また、収益性の高い検索者に優先的に表示されるようになるので、時間の経過とともに、より少ない費用で効果的な広告を出稿できるようになります。
「収益性の高い検索者」についてですが、経験上、確信をもっているのが、「ハネムーン期間」の存在です。
SEOのドメインでもハネムーン期間ってのがあります。
経験上、グーグル広告にもあるとしか思えない挙動をみせます。出稿直後に、いきなりアフィリエイト成果が決まる場合があります。
つまり、グーグルはどんな属性の人に広告を出すと成約につながるか全部把握していて、始めに良い思いをさせて広告費を出させようとしている訳です。
こちらの動画で詳しく語っていますので、併せてチェックしてみて下さい。
googleリスティング広告の構造を解説
googleリスティング広告を出稿する際、『アカウント』『キャンペーン』『グループ』の3つを設定していきます。
1アカウントに複数キャンペーンを設定でき、1キャンペーンに複数グループを設定できます。
1つずつ、図解します。
アカウント設定
アカウントでは、管理者や支払方法などを設定します。
PPCアフィリエイトの場合、アカウントは「脱毛」「育毛剤」「クレカ」など、大くくりのジャンルで設定します。
また、広告費の支払いは、現在、「クレジットカードによる自動支払い」のみ可能です。
クレカを持っていない場合は、クレカの発行から始める必要があります。
おすすめは「AMEX」です。
なぜなら、限度額をオーバーしそうな時、カスタマーセンターに電話して、指定の銀行口座を振り込むことで、振り込んだ金額分は、限度額をオーバーしてもOKだからです。
「限度額オーバーによる広告の強制停止」のリスクがなくなるので、機会損失を予防できる訳です。
キャンペーン設定
キャンペーンは1アカウント内に複数作れます。
例えば、アカウントを「脱毛」に設定した場合、 キャンペーンでは「脱毛サロン」「脱毛クリーム」といったサービス形態で分けたりします。
キャンペーンでは、主に、以下の項目を設定していきます。
- 広告の種類(リスティング広告、ディスプレイ広告)
- 入札戦略
- 1日の予算などを設定します。
google広告にはリスティング広告以外に、ディスプレイ広告があり、どの広告タイプにするか選択します。
また、『入札戦略』では、
- 手動で入札する
- コンバージョン獲得を最大化する方向で自動入札する
といった戦略を選んでいきます。
自動入札と、手動入札があるが、初めは「手動入札」で、細かく調整していき、概ねコンバージョン値が30以上貯まったら、自動入札も検討していきます。
いきなり自動入札すると、データが溜まっていないので、機械学習の精度が低く、赤字のリスクが高まるので、まずは手動で行います。
ある程度、広告予算があって、稼いだ経験もあり臨機応変に対応出来る人なら、いきなり自動入札でもOKです。
ちなみに、自分は今も手動入札がメインです。
キャンペーンは、時々いじる程度で、主に、日予算を調整と、キャンペーン全体の広告出稿を止める等の時にいじります。
PPCアフィリエイトで月3万円稼ぐなら、日予算は、私の場合、初動は1000円~2000円で設定します。
グループ設定
1キャンペーンの中に、複数のグループを作れます。
グループでは、主に出稿キーワード、入札単価、広告文などを設定します。
例えば、脱毛サロン案件であれば、地域(東京、大阪、札幌など)や、訴求内容(全身、脇、VIOなど)で分けていきます。
具体的な広告設定手順は、以下の動画で詳しく紹介していますので、ぜひチェックしてみて下さい。
【参考事例】キーワードの設定
1つの事例として、私が普段PPCアフィリエイトでやっているキーワードの設定方法をご紹介します。
戦略によってやり方は異なりますので、1つの事例としてご参考いただければと思います。
私の場合、脱毛サロン案件なら「+脱毛 +サロン」、脱毛クリームなら「+脱毛 +クリーム」という感じで、絞り込み部分一致で設定していきます。
単価は案件にもよりますが、とりあえず30円~40円で入札して様子を見ますが、以下の状況が確認できたら、入札金額を調整していきます。
- 日予算が一瞬で溶ける場合(⇒入札金額を下げる)
- 1日経過しても、まったく広告が表示されない場合(⇒入札金額を上げる)
【参考事例】広告文の設定
効果的な広告文は、今現在、狙ったキーワードで検索したときに、リスティング広告枠で表示されている競合の広告文を参考にすると、好成績の広告となる可能性が高いです。
出稿予定のキーワードで検索し、上位表示されている競合出稿者の広告文を一通りメモした上で、ガッチャンコしつつ、オリジナルを追加するのが一番効果的です。
先ほどの動画の3:38から、概要解説と、育毛剤案件で具体的にデモンストレーションしていますので、是非チェックしてみてください。
コンバージョンとは?設定手順を動画解説!
googleリスティング広告を語る上で、コンバージョンは外せません。
コンバージョンとは、我々出稿者側にとって、検索者が価値ある行動をとる事です。
具体的には、
- メルマガの購読ボタンを押した
- 製品の購入ボタンを押した
- メール問合せの送信ボタンを押した
などがあります。
コンバージョンの設定をしないと、実際に出稿した時に、
- どのキーワードでコンバージョンに至ったのか
- コンバージョンに至るまでの費用
- サイトに訪れた人がコンバージョンに至った割合
が把握できないため、効率的な広告運用ができなくなるため、コンバージョン設定は絶対に必須です。
ただ、私もそうでしたが、リスティング広告が初めての人にとって、『コンバージョン設定』は、自サイトにコンバージョンタグを埋め込むなど、なかなかハードルが高いんですよね。
PPCアフィリエイトがベースになりますが、googleリスティング広告のコンバージョン設定の方法を以下の記事でまとめております。
PPCアフィリでなくても使える内容ですので、是非ご参考下さい。
PPCアフィリエイトの場合、グーグル広告で設定するコンバージョンは、『アフィリエイトリンクのクリック』になります。
最初はコンバージョンの設定って聞くだけで、面倒くさいとか難しいとか、私も思ったんですけど、やってみれば簡単です。
コンバージョン数、コンバージョン費(単価)、コンバージョン率について
コンバージョンには主に、
- コンバージョン数
- コンバージョン費(単価)
- コンバージョン率
があります。
コンバージョン数とは、コンバージョンに至った数で、基本、多ければ多いほど望ましいです。
コンバージョン費(単価)とは、1コンバージョンあたりにかかった広告費、少なければ少ないほど望ましいです。
コンバージョン率は、アフィリサイトに訪問した人のうち、何%の人がコンバージョンしたかの比率で、これも多ければ多いほど良いです。
特に重要なのが、『コンバージョン費(単価)』と『コンバージョン率』です。
広告運用においては、極論、この2つのスコアが最適化されるように、出稿キーワード、入札単価、広告文などを調整していきます。
コンバージョン費を下げ、コンバージョン率を上げる施策を打てば打つほど、ガンガン収益性が高まっていきます。